2010年5月10日月曜日

アネシュカ修道院 Anežský klášter

「Anežský klášter アネシュカ修道院」は、ヴァーツラフ1世 (ボヘミア王)とその妹アネシュカが、1233年から1234年に架け元々有った病院を改造しフランシスコ会とその女子修道会クララ会として創設し、アネシュカが最初の修道院長として納まりました。
こう云った設立経緯から歴代のプシェミスル朝王家の墓としてもしられています。

修道院敷地には男子修道会用教会にkostel sv. Františka聖フランシスコ教会。
女史修道会よう教会にkaple sv. Maří Magdalény聖マグダレナ・マリア礼拝堂, kostel sv. Salvátora聖サルバトール教会、 kaple sv. Barbory聖バルボラ礼拝堂があります。
1556年に修道会施設はドミニコ会に引き継がれます。そして、建物の一部は売却されたり賃貸されたりしました。1689年の大火後、一部は放置され、一部はバロック様式の建物に建替えられます。

1782年に修道院は廃止されますが、修道院内教会での礼拝は絶える事無く、教会は1986年に廃止されます。1978年に国宝指定を受け国立ギャラリーの施設として利用されることになります。

聖アネシュカの聖性
皇帝カレル4世が旧市街にある聖アネシュカ修道院を訪れたさい、聖アネシュカが教皇から賜った”聖ニコライの指”を謁見することが出来ました。皇帝は指が欲しいとミイラ化した指を無理に切りました。すると指から血が流れました。皇帝は驚き元に有った所に戻しました。
それから暫くして、再度皇帝が聖アネシュカ教会を訪れ”聖ニコライの指”を見たところ、二つに切られた指は傷跡一つ無く一つに付いていました。皇帝はこの奇跡を見て、指は聖アネシュカ教会に大事に奉納することに決めました。
[参考文献;PRAŽSKÉ POVŠSTI A LEGENDY, Sebral JOSEF SVÁTEK, PASEKA]

住所;Anežská 12/811, Praha 1 - Staré Město
「Anežský klášter アネシュカ修道院」周辺地図

1 件のコメント:

  1. 2週間ほど前まではチェコの事は国名程度しか知らなかったのですが、妻が行きたいというので少し知識を付けようと思い購入した「物語 チェコの歴史」という本でアネシェカの存在を知ったばかりで、このブロブに出会い驚いています。

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