2010年3月16日火曜日

ブラック・マドンナの家 dům U černé Matky Boží

「dům U černé Matky Božíブラック・マドンナの家」はCeletnáツェレトナー通りとOvocný trh果物市場が交わるところに建っています。

20世紀初頭に始まったキュビスム
チェコで最も古いキュビスム建築と云われるのが1911年に建設された「ブラック・マドンナの家」です。
現在の建物に建て変わる前、この地にはバロック様式の建物が立て居ました。
このバロック様式の建物も「ブラック・マドンナの家」と呼ばれていました。
現「ブラック・マドンナの家」は旧「ブラック・マドンナの家」から引き継がれた”ブラック・マドンナ像”が建物正面右側角に掲げられています。
(現在掲げられている”ブラック・マドンナ”はコピーで本物は大切に保管されています。)

旧「ブラック・マドンナの家」立替が決まったとき、”Klub Za starou Prahu古いプラハの街並保存会”から猛烈な反対運動が巻き起こりました。
しかし、新「ブラック・マドンナの家」が完成すると、直ぐにプラハ市民に受入れられました。
完成当時は、一階、地階部分はワイン・レストラン、二階部分はkavárna Grand Café Orientカフェ・グランドオリエント、3階は洋服店、4階以降は事務所スペースとして利用されていました。

第一次世界大戦後は、カフェなどお店は店じまいし、1948年まで建物全体を銀行が利用していました。
その後、国営会社 n. p. Výstavnictví(展示会社)が利用していました。
1993年から1994年の大修復工事を経、現在はNárodní galerie国立ギャラリー所有となり、二階部分のカフェは建設当時の資料を基に忠実に再現され、kavárna Grand Café Orientカフェ・グランドオリエントとして運営されています。
一階地階部分は書籍店として運営され、その他の部分はMuzeum českého kubismuキュービズム博物館として利用されています。
Muzeum českého kubismu
Točité schodiště

Prague In Your Pocket - Museum of Cubism/Kubista

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