旧市街広場の奥ばった所に、黒っぽいルネッサンス様式の民間アパートとして15世紀初頭に建築された建物があります。天文時計の目と鼻の先にあるので、御存知の方も多いことでしょう。
ギリシャ神話や聖書をモチーフに描かれた絵が美しいこともさることながら、あのフランツ・カフカが19世紀後半に一時期住んでいたことでも有名です。
『たまり場』
建物名「U Minuty一分」はminuciózníから来ています。これは「大変小さい。細かい。」という意味です。事実ここではタバコを小さく刻んで販売していた記録がプラハ市の資料に残っています。
勿論、公式には”刻みタバコ”を指す言葉として名前が付いたことになっています。
しかし、名前を付けた人々は、タバコを買いに「チョット一分出てゆく。」と言って、”一分の家に一分程”仕事をサボって集まったことは言うまでも有りません。
じゃ誰がサボってたかって?
決まっているじゃない、目と鼻の先に有ったお役所の職員。
[参考文献;Pražská informační služba]
2010年3月9日火曜日
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