天文時計に付いての詳しい説明はWikipeda「プラハの天文時計」に譲ることにして、本スレッドでは天文時計にまつわる伝説をお伝えすることにしましょう。
『悲劇の時計職人』
プラハ市自慢の天文時計。
指針は昼夜、日出日没、月出月没、日にち、月、年、正座の位置等々、天文学に必要な情報は全て提供してくれます。天文時計が時計の上に立っている骸骨の死を知らせると(正時)、12使途が次々に現れ、最後に鶏なく仕組みになっています。
この天文時計が出来たとき、プラハ市役人は非常に誇りに思ったと同時に、他の都市に同じ様な天文時計が出来る事を非常に警戒しました。このような精巧で素晴らしい天文時計はプラハ市だけの物にしたかったのです。
しかし、職人を殺したのでは天文時計のメインテナンスが出来ません。そこで、プラハ市役人は職人の目を針で潰し、他都市に天文時計を創れないようにしました。
目を潰された職人は、誰も天文時計を修復できないように仕掛けを壊し、次に時計が動くときはプラハ市に大きな災いが訪れるようにと呪いをかけました。
以後、長い間時計は動かないままでした。そして、時計が修復されると職人の呪いなのか、事実プラハ市に災いが発生しています。
最近では、第二次世界大戦直後壊された時計台が1948年に修復されるや共産党政権樹立となり、以後長い間プラハ市民は苦しみ続けています。恒常的に時計が動いている現在は、表面上の自由と引き換えに、経済的服従を西側に強いられていると皮肉るプラハ市民もいます。
[参考文献;PRAŽSKÉ POVŠSTI A LEGENDY, Sebral JOSEF SVÁTEK, PASEKA]
『神が司る時計台』
天文時計には、時計台に立つ骸骨が管理する窓が2つあります。この窓と骸骨には次のような逸話が残されています。
古の昔、プラハに攻め入った軍隊に属する敵軍貴族が、死刑判決を受け刑執行まで、旧市庁舎の牢獄に閉じ込められることと成りました。
その夜、敵軍貴族が脱走を企て時計の上に有る窓から身を乗り出し、牢屋から脱走しようとします。
窓を開けると、骸骨が動き出し時計の仕掛けが作動はじめます。すると一羽のツバメが骸骨の口にめがけ飛んで来て、時計が作動しないように必死に骸骨を動かないように押さえつけます。つまり、窓は再び硬く閉ざされてしまいます。
再び牢に閉じ込められた敵軍貴族は神の力を知り、神に助けを求めます。
貴族の願いが神に届いたかのように、敵軍とプラハ市との間に和平が成立し、敵軍貴族は開放されました。
[参考文献;PRAŽSKÉ POVŠSTI A LEGENDY, Sebral JOSEF SVÁTEK, PASEKA]
アースマラソン休養日の2009年10月26日に間 寛平さんも天文時計を見学しています。
Prague Orloj
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