2010年3月29日月曜日

黄金井戸の家 Dům U Zlaté studny

Karlova 3カルロバ通り3番に、外壁の装飾が美しい「Dům U Zlaté studny黄金井戸の家」が建っています。

この建物は15世紀頃より「U Červené sesle赤い使者」「U Půlzlatého kola半金車輪」と呼ばれていました。 それはほんの一時期ですが、この建物に教皇使節が居住していた事が有り、教皇使節は赤い椅子に座っっていたこと、また金で飾られた馬車に乗っていたからです。

18世紀以後「Dům U Zlaté studny黄金井戸の家」と呼ばれています。
これは以下の様な逸話が有ります。

隠された埋蔵金
この建物に掘られた井戸は、美味しい水を提供してくれます。
そこで、この井戸には黄金が隠されており、この黄金が水をまろやかにしてくれるので美味しい水が湧き出るのだと噂されました。
ある日、使用人が水を汲む際に、本当に黄金が隠されているのではないかと、井戸の中を覗き込みました。
すると黄金が輝く光が見え、井戸の中に半分体を屈み込みました。かがみ込んだ勢いで、使用人は井戸に落ちて溺れ死にました。
[参考文献;Pražská informační služba]

ペストから人々を守った井戸
1714年にプラハを襲ったペストの大流行の際、この家の井戸から汲み出される水を飲んだ人だけが、ペストに患う事が有りませんでした。
そこで、当時の家主は噂どおり井戸の中に黄金が隠されている事を確信し、井戸を調査することにしました。すると、本当に黄金が発見されました。
家主は、ペストから人々を守ってくれた事に感謝し、ペストの守護聖人である聖セバスチャンをモチーフに壁を飾り付をしました。
[参考文献;Pražská informační služba]

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