2010年3月11日木曜日

ベネディクト修道会跡 klášter benediktinů při sv. Mikuláši

ミクラーシュ教会の隣に、カフカの生家で有名なklášter benediktinů při sv. Mikulášiベネディクト修道会跡があります。

こう書くと、ユダヤ人のカフカがキリスト教の修道院で生まれた???
なんて誤解が生じかねないので、説明を加えると、カフカが生まれた頃は既に教会とは関係なく、一般のアパートとして利用されていました。

また日本語ガイドブックでは、詳しい説明が無いためにカフカの生家は、カフカが生まれた当時の姿で残されていると勘違いしている人が多いようですが、カフカは現在の姿に建替えられる前に住んでいましたので、現在の建物には住んでいません。
少し詳しく御説明申し上げますと、13世紀にロマネスク様式のベネディクト会修道院宿舎が、隣接する教会と共に建てられますが、この建物は、増改築を繰り返しながら1902年まで建っていました。
1903年に今の姿に立て直され現在の姿となります。 カフカ一家は1883年から1885年までの2年間ほど住んでいましたので改築前です。つまり、カフカが住んでいた時代は現在の姿とは違う、バロック様式の建物でした。

この建物前広場は現在Náměstí Franze Kafkyフランツ・カフカ広場と成っていますが、カフカが生まれた頃はU radnice市庁舎前通りでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿