「Dům U Tří pštrosů 3羽のダチョウの家」はカレル橋の袂に建ち、同橋の歴史を見守ってきた建物です。
現在建っている建物の基は1597年に建てられましたが、カレル4世がカレル橋建設の進捗状況を見学に来た際、この場所に有った酒場に立寄っている記録が残されています。
1648年にスイス軍がプラハ市を襲ってきたとき、同建物も一部傷つけられましたが、1657年には修復工事を終えています。
1714年にはマラーストラナ最初のカフェがこの場所でオープンしました。詳細は「Dům U Zlatého hada 黄金蛇の家」を御覧ください。
3羽目は奥さん?
仲睦ましい夫婦がカレル橋の袂で酒場を経営していました。
御主人は奥さんの為ならどんな無理も聞いていたそうです。
ある日奥さんは「ダチョウが欲しいわ」と願いました。
当時、ダチョウは遠くアフリカから輸入されるとても高価な動物です。
しかし、愛する奥さんが喜ぶ顔を見たいが為に、やっとの事でダチョウを買い奥さんにプレゼントしました。
暫くすると奥さんは「もう1羽ダチョウが欲しいわ。」と云いました。
御主人は無理して奥さんの為に2羽目のダチョウをプレゼントしました。
また暫くすると「3羽目のダチョウが欲しいわ。」と言いました。
御主人は、これにはたまらず「3羽目のダチョウはお前だ!」と叫びました。
この時以来奥さんの姿が消え、ダチョウ小屋にはダチョウが3羽飼われていました。
以来この家は”三羽のダチョウの家”と呼ばれるようになりました。
[参考文献;Pražská informační služba]
住所;Dražického nám. 12 , Praha 1 - Malá Strana
2010年6月18日金曜日
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