「Svatováclavská vinice 聖バーツラフの葡萄園」は、伝説によると聖バーツラフが開園した葡萄園で、プラハで最も古い葡萄園だと言われています。
1375年には文献に登場しています。
1799年にRichterリヒター家が払いうけ、1945年まで同家が葡萄園を経営していました。
1832年に現在レストランSvatováclavská viniceとした運営されている住居が建設されています。
1956年よりキューバ大使館として使われていましたが、2006年から2008年に架け修復工事が施され、現在は民間商業施設としてレストランSvatováclavská viniceが運営されています。
聖バーツラフのブドウ園
聖バーツラフは信仰深い少年でした。
お御堂に籠りミサに与るのが好きでした。
彼は、教会がミサに必要な葡萄酒を確保できるようにと願いました。
そこで、父Vratislavブラティスラフ公にブドウ園開園の許可を願い出た。
ブラティスラフ公はフラチャニの丘東側にブドウ園を開園する許可が下りました。
当時は、この葡萄園から聖ビート教会を望むことが出来ました。
聖バーツラフは聖ビート教会を眺めながら、教会の為に葡萄栽培が出来たのです。
お気に入りのこの場所で、友ポディビーンと共にブドウ園経営に没頭する日々が毎日続きました。
しかし、幸せな日々はそう長くは続きませんでした。
父ブラティスラフが他界すると、母ドラホミーラは宗教活動を禁止しました。
しかし聖バーツラフは、夜は秘密の通路を使い外に逃げ出し、身を教会に捧げる有様でした。
この通路もドラホミーラに見つかり潰されました。
それでも聖バーツラフは、夜こっそり城を抜け出しワインを教会に届けることを怠りませんでした。
聖バーツラフは、雪が降りしきる厳しい冬の夜でも寒さを感じず教会へワインを届けました。
この姿に友ポディビーンは感激し、以後聖バーツラフの為に惜しみない協力をしたそうです。
[参考文献;PRAŽSKÉ POVŠSTI A LEGENDY, Sebral JOSEF SVÁTEK, PASEKA]
住所;Staré zámecké schody 251/6, 118 00 Praha-Malá Strana
(areál Svatováclavské vinice)
「Svatováclavská vinice 聖バーツラフの葡萄園」周辺地図
2010年8月9日月曜日
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