2010年9月23日木曜日

聖ミハル教会 kostel sv. Michala

「kostel sv. Michala 聖ミハル教会」は、13世紀に最初のゴシック様式建築物の教会が建設され始めました。しかし、完工したのは14世紀を待たなければ成りませんでした。
また、フス派の占領により長い間痛め付けられます。
白山の戦い以後、再カトリック化により教会は再度カトリックの手に戻り、1640年から1664年に架け大規模な修復工事が施されますが、ヨーゼフ2世 (神聖ローマ皇帝)により教会は廃止されます。

頭を返してください
旧市街にある聖ミハル教会は、フス派が勢力を誇っていた時代、人気の教会でした。フス派の多くの人々は教会の地下に骨を埋葬される事を望みましたので、同教会地下には多数の骸骨が葬られました。
再度カトリックが勢力を盛り返し、カトリックに教会が戻った時、教会や隣接する修道院の至る所に骨が散らばっていました。そんな訳で、誰も教会や修道院に住みたがりませんでした。ある若い神父は、幽霊なんて怖くないと宣言し、頭蓋骨を自分の部屋に置いて居る祈りに使う跪き台に飾りました。
この神父が眠っていると、夜中に冷たい手が神父の神父を起こしました。神父が目を覚ますと、頭蓋骨が無い骸骨が立っていました。その骸骨は跪き台を指差していました。神父は頭蓋骨が無い骸骨を見て気絶しました。神父が再度意識を取り戻した時、骸骨は自分の頭蓋骨の跪き台を指差しました。
翌日この話を年長の神父にすると、年長の神父は頭蓋骨を元有った場所に戻すようアドバイスしました。そこで頭蓋骨を元有った場所に戻しました。しかしその夜も頭蓋骨が無い骸骨が現れました。神父は頭蓋骨を元に有った場所に戻したと告げます。
そこで神父は、頭蓋骨の無い骸骨を、頭蓋骨が有る場所に連れて行き頭蓋骨を付けて上げました。以後骸骨の幽霊は出なくなったそうです。
その骸骨は首を切られて葬られ、頭と体を別々に祭られていたようです。
[参考文献;PRAŽSKÉ POVŠSTI A LEGENDY, Sebral JOSEF SVÁTEK, PASEKA]

住所;Michalská, Praha 1 - Staré Město
「kostel sv. Michala 聖ミハル教会」周辺地図

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