Bellevue ベルビュー」とはフランス語で”絶景”と言う意味です。
現在はカレル橋とプラハ城を望む景色の良いレストラン「Restaurace Bellevue」として有名なレストランです。ニューヨーク・タイムスで紹介された事が有るらしく、米国人観光客が立ち並んでまでも同店を訪れていた時代もあります。
この建物は、Most císaře Františka I.フランツ1世皇帝橋(1841-1898)建設の際、資材置き場などに使われた場所です。橋完成後暫くは長屋が有りましたが、実業家Filipフィリップが土地家屋を全て買い取り、1849年に「Bellevue ベルビュー」を建設しました。
”ブルタバ川とフラチャニーを望む、プラハで最も眺めの良い場所”と言う意味でフランス語の「Bellevue ベルビュー」と名付けました。
同名のカフェ「Bellevue ベルビュー」は現在レストラン「Restaurace Bellevue」として運営されています。
歴史は繰り返される
プラハ市は景観を守る為、日夜努力しています。
例えば、新しい建物を建てるときは、周りの景観と調和しない建築計画には建築許可を与えません。しかし、偽りの建設計画を提出し、実際はプラハ市が許可した建物とは全く違う建物を建てる不届き者が後を絶ちません。
「Bellevue ベルビュー」は、周りの建物とほぼ同じ高さの3階建て建築物として建設許可を受けていました。
建物が出来てみるや、周りの景観とは一切調和しない、屋根裏部屋を合わせると5階建て尖塔付きで、パレスのような建物。建築計画書とは似ても似つかない建物。
この大胆な行動にはプラハ市も参ったようですが、ニューヨーク・タイムスのお陰で今やスッカリ観光の名所となり、一件落着!
[参考文献;Pražská informační služba]
住所;Smetanovo nábř. 16 - 18 , Praha 1 - Staré Město
「Bellevue ベルビュー」周辺地図
2010年4月19日月曜日
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